両手いっぱい

最近別注の依頼が多い。
有り難いお話だが、ほとんどが完全オリジナルウォッチの企画なので、時間が足りない。。。

ボクがいま担当してるのは、宝飾会社のオリジナルレディースウォッチと、子供が好きな千葉にあるDランドで販売するオリジナルユニセックスウォッチ。どちらもいろいろな意味で要望が多く、メーカーとの折衝に多くの時間を割かなければならない。特にDランドは製品クオリティーの検査が特に厳格に行われるので、何かあればエライことになる。前にも某酒造会社からの別注で納期が遅れ、日帰りで香港に商品を取りに行ったことがあったっけ・・・。

既存の問屋筋からの別注も4件抱え、お蔭様でてんてこ舞いだ。ほんとうに有り難いのだが、問題はどの商品もデリバリーがタイト・・・かなり無理してるな、と自分でも思う。でも、やはり無理を承知でやっているわけで、意地でもオンタイムで納品させていただきたい。

再来週からは展示会もある。フライングタイガースは関連していない展示会だが、アパレル向けの展示会に出展をしている。あの市場でも、時計の需要は高まってきているし、面白い市場だ。また別の機会に情報をアップしようと思う。

＠香港

昨日香港より帰国。
今回の香港は異常に暑く感じた。

実は、弊社では一時期香港に事務所を構えていたことがある。
いまから10年ほど前の話。その当時、ボクも含めスタッフが入れ替わり立ち代り香港へ行くことが多く、ホテル代も旅費も毎月かなりの金額になっていた。簡単に言ってしまえば、だったら借りちゃったほうが安いじゃん、ということで、香港島の上環というところにある３LDKのアパートを借りた。香港に行かれたことがある方ならお分かりになると思うが、「ハリウッドロード」という骨董品店の集まる香港らしい通り沿いだった。

6年ほど借りていたのかな？当時で当初家賃が20万円くらいでした。香港は家賃が高いです。結局、家賃の更新の度に賃上げを言われ、最終家賃が倍の40万円くらいにまで上昇してしまったので、閉鎖を決定。EMAILやらが発達してきて、海外と円滑なやり取りが出来るようになってきたというのも、撤退した多いな要因ですね。それにその当時は、別注の仕事が今以上に多く、香港、中国に張り付いている価値があったのですよね。

香港は第二の故郷のような場所です。初めて行ったのは19のとき。先代に連れられて行ったのが最初です。まだ学生でしたし、香港は嫌いだったですね。人はがさつだし、ゴミゴミしてるし、おまけに油があわなかったのか、行く度に下痢に襲われてました。それが知らぬ間に過ごしやすい街に。今では行くと落ち着きます。

いろいろなことがあったなぁ、と思い出に溢れた街。

有難いお話です

クライアントブランドでの、委託生産のお話（OEM）を受けることがあります。以前からよくある話なのですが、最近特にまた増えてきたなぁ、と思います。

理由は、値崩れを防げるし商品価値を自社でコントロールできる。
そこなのでしょう。

例えば特にネット市場。目を見張る勢いでここ数年のあいだに、ひとつの市場を確立してしまいました。既存の一般の売り場が苦戦するのも無理はないでしょう。市場が変わったなあ、とツクヅク感じます。

大きいようで、狭い市場、そこに右往左往と販売業者が存在していて、最終の販売ルートはほぼ同じ。右にならえで、どこを見ても同じ商品が並んでしまうわけです。

そこで、各業者（問屋も含む）がオリジナルの商品を開発して販売をし、独自性を出そうと工夫をしているわけです。弊社でもあります。「フライングタイガースブランド」を使って、そこの業者専用のモデルを作らせていただく。そうすることで、その業者は自社流通のなかで商品供給をコントロールできるのです。

他社さんでも、よくその類の商品を見かけますね。限定！とか当社独占！みたいの。ああいうのは、全部その類です。

ただ景気の影響もあり、数は減ってきたなあ、という印象です。以前はうちあたりでも、毎月OEMだけで毎月5000個くらい動かしていた時期もあり、あの当時は楽なもんでしたね（苦）。右から左で数千万の売り上げが計上できるのですから。利益は薄くとも、キャッシュフロー的には申し分ないですからね。