模索

先日の香港展示会でも、やはり機械式時計の展示が圧倒的に多かった。

弊社のメーカーも毎年展示をしているのだが、困ったことにフライングタイガースのデザインをそのまま展示している（汗）。もちろん、日本のクライアントへは出してはいないが、どうも北米、ヨーロッパのクライアントへはそのままブランドを変えて輸出をしてるようだ。

おいおい、人が髪を白くしながら必死に考えたアイデアを簡単に出すな！と叱りつけたが、「いや～お宅のデザインはヨーロッパで好評だよ。あはは」ときたもんだ。まったく・・・彼らとは長い取引をしているが、ここまでくるとこの確信犯ぶりに文句も言えなくなってしまう（笑）。

ま、いろいろ無理も言っているので、少し多めに見てやるか。

あまり人には言っていないが、実はフライングタイガースをフラインスの時計卸商に輸出をしている。結構売れているらしく、頻繁に注文が入ってくる。ＦＴのデザインは本場ヨーロッパでも通用することを証明したく、先々は輸出にも力を入れてゆこうと思う。

ただ、このブログをご覧になられているお客様にもご指摘を受けたが、もっともっと高いレベルでの検品、サービス体勢を実現しなければならない。香港と協力し、いろいろな手を打ってはいるのだが、正直まだまだだ。頭では分かっていても、現実クリアーしなければならない壁がいくつもあり、模索、試行錯誤しながら一つずつ解決してゆかなければならない。

なんとかお客様にご満足いただけるところまで、持ってゆきたい。時間はかかると思うが、これからも皆様にはご指導をいただきたく、お願い申し上げます。

久しぶりの書き込み

今回の香港展示会は、クライアントのアテンドなどもあり、バタバタしてはいたが、概ね無事業務を終了できたと思う。ただ、依然納期遅れが生じていて、毎日針のむしろのような状態・・・なんとか早く片を付けたいものだ。

展示会場をウロウロしていると、日本から来ている業者にも頻繁に会う。煙草を吸えるスペースが、展示会場内にはなく、会場外に設けられた喫煙スペースで煙草を吸っているときなどはなお更だ（笑）海外と言えども、やはり展示会ならではの光景。


ロングランで、且つ人気の高いモデルＦＴＳ

機能は同じだが、サイズを大きく変更してみた。実はご要望が多かったことのひとつ、ＦＴＳのデザインはそのままに、小さく出来ないか？

確かに、ＦＴＳはヨーロピアンサイズで、超ビッグフェース。それが特徴ではあったのだが、確かに大きいことは大きい。


今回ＦＴＳジュニアを作ってみてわかったこと。収まりがよく、ダイアルも凝縮されている感じが出ていて、なかなか良い。


お分かりいただけると思う。このサイズの違い。通常ＦＴＳのインダイアルにそのままＦＴＳジュニアを収めることができるほどのサイズダウン。

通常モデルはケースサイズが４３ＭＭ。今回のジュニアは３８ＭＭ。５ＭＭの差は大きい。

これなら、普段使いでご使用いただけると思う。


また、バンドもパイソンパターンに変更。高級感もあり、何よりも新鮮味がある。
クラシカルな雰囲気に仕上がった、お勧めのデザインです。

2007香港ウォッチ＆クロック

来週から恒例の香港ウォッチ＆クロックショーが始まる。

正直言って、行ってもなんの意味もないのだが・・・というと御幣があるかも知れませんが、実際展示会場で新しいモノは皆無と言って良いほどなく、実際は既存の取引先やらにデモンストレーションする程度の意味しかないのです。無駄な時間と金だな～。

仮に面白いな？という製品を展示してる業者があったとしても（たまにある）、本当のオオトロは一見の客には出しません。皆アイデアだけ取られるのを警戒して、そういう製品は机の引き出しにしまっておくのです。

ま、今回はOEMの納期遅れやらがいくつかあって、そのサンプルが上がってくるタイミングが展示会と重なっているので、香港と中国の往復になりそうだし、ある意味行く意義はあるが・・・（汗）。日本のクライアントやらも結構来るので、その辺りのアテンド業務のが中心になるかな？

この辺りの情報も、また折をみて。