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時計とクルマのコラボレーション。
最近多い。
商業主義的な関わりや、趣向品としての相関性などは置いておいておいたとして、デザイン的な関わりに注視してみると、意外なほどに共通点が多い。
クルマはボディーを全体としてとらえる。前、横、後ろ、そして斜め。様々なアングルからの総体で美を表現している。
時計も同じ。フェースのみならず、ボディー全体でデザインを表現するべきだろう。そう言った意味で、最近の時計とクルマのコラボレーションは、互いを一つの形で表現してみよう、という試みで大変興味深いものがある。
ボクは完全にバックシャン。クルマの後姿に官能美を感じる。クルマの美しさをそこに見出す男だ。ただ、残念ながら、国産のクルマでいままで美しいと思ったクルマはない。性能面では申し分ないが。
時計も同じ。国産メーカーの時計でゾクゾクっとしたことがない。「よく出来ました賞」の賛辞には値するだろうが、美の部分では我々も含めまだまだヨーロッパに劣っていると思う。
時計も表よりも、サイドやエッジのフィニッシュなど、一つのフォルムの流れにもっと気を使わなければならない。もっと深く知識を深めなければならないな。
やはり時計も官能的でありたい。
実はフライングタイガースでもビヨンを仕込んでいる。
シーガル社製のTY8081を搭載。パワリザ&デート機能付き、よく見かけるタイプだ。
間もなく上がってくる。
初回分が市場に並ぶことはほとんどないだろうな。業者のバイヤーが「個人的に購入したい」というのでほぼ完売だ。フライングタイガースではビヨンは初めてなので、逆にそのほうがよいと思う。製品リサーチも出来るし。
それとは別にバランスの良いフェースを持っているビヨンがあったので、少し仕込んでみようと思う。
こちらは販売用だ。
シーガル社製TY807
12時位置にパワリザ、3時位置がデート
9時位置に24時間表示&サンアンドムーン
バランスの取れたフェースだ。
算段では薄めの時計を製作出来るはず。このあたりの製品ラインはフライングタイガースとは別のコンセプトで、別ブランドを立ち上げ、小ロット生産で販売しゆこうか?どうするか?悩んでいる。
以前、六本木ヒルズに社を構える某テレビ局のプロデューサーが話していたが「Kさん、ビヨンを試しにやってみたのですが、売れましたぁ。1回の放映で50本ですよ」と。販売価格を参考までに聞いてみたら、なんと50万円。正直驚いた。
でも、プロデューサーも言っていたが、問題は先々どうなるか?でしょう。2年後、3年後・・・考えると不安もあると(苦)。
腕時計業界の常識だが、10万円を超える商品では、最低でも7年から10年間はメンテナンスが出来る体制を整えなければならない。我々も、7万円以上の販売価格の商品を扱っているが、一部上場国内腕時計メーカーのサービスセンターと契約をし、万全のアフター体制を敷いている。そうでなければ、おいそれと販売できない。
クルマと同じで、腕時計も保障期間が過ぎてからあちこちにガタが生じることが多い。特に高額品の保障対象外のアフターは概して高額になる。シーガル社の場合、トラブル発生時のフォロー体勢を約束してはくれているが、先々のことは誰にもわからないはず。一流ブランドの機械式時計ですら、頻繁に壊れる。だから舶来修理屋が儲かるのだ。あまりのメンテナンスの多大な出費に我慢できず、売りに出す。だから中古品を扱っている舶来専門チェーン店が儲かる。
これじゃ、グルグル回っているだけだ。回せるだけまだよいが、現状は高額な中華機械式を再販するのは難しいだろう・・・。
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