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クオーツ~機械式まで幅広く揃えるフライングタイガース腕時計公式ブログ。クラシック、カーチスも仲間入り。徒然日記になるかと思いますが、たまに覗いてみてください■ご意見、ご感想大歓迎です■
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商品が全然はいってきません。

もう、とほほです。

中国は旧暦の正月を取ることは、ご存知のかたも多いかと思いますが、2月の中旬から3月頭まで、工場は完全にもぬけの殻になります。工員さんたちも、電車乗り継ぎーのバス乗り継ぎーので、えっせらと実家へ帰られるわけですよ。

で、ここまでは想定してるので、その期間も鑑みながら、あらかじめ製造、輸入計画をネリネリしておくわけですが、今年は休みが明けてからも、全然商品が入ってこないのです・・・。

もう4月の初旬だっていうのに、やらダイアルがまだ出来上がってないだの、ケースを見たらよくないから作り直しさせてるだの、最後にはトラックの手配がうまくいかないだの、彼らの言い訳は竹の子みたいにニョキニョキ生えてきます。

たのむわー。

商売上がったりです。

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ちなみに、これが一番最初に作ったフライングタイガースの機械式時計のひとつです。

200703291120000.jpgFTATR

ファーストモデルは、なんと!本物のクロコを使用しました

お買い求めいただいたお客様は、ラッキーです。


実は、メーカーがアメリカ向けに製造した、クロコダイルのストラップがあまっていて、もうバナナの叩き売り状態で、このバンドを使用することが出来たからなのですけどね・・・このクラスの時計には使えまませんので悪しからず・・・。

メーカーの読み違いが、ときに価値をもたらす・・・。

フライングタイガースで腕時計を作りだしたのが、1997年位からですから、概ね10年も経つのですね。時が経つのはほんとうに早いものです。

「フライングタイガース」は元来クオーツを中心に展開をしていました。クロノグラフが多かったですね。その当時は、弊社の主流流通網は量販店だったりパチンコ店がメインで、「フライングタイガース」もそこに卸す商品のひとつでした。クライアントのその当時けっこう大きかった問屋さんに、ブランドを貸している時期もありましたので、業者のなかには、いまだにフライングタイガースはそこのブランドじゃないの?って思ってる方もいらっしゃると思います。

当初は、機械式に進出するつもりは、全くありませんでした。
それがなぜ?

いまでは、フライングタイガース=機械式時計です。

実は、数年前、フライングタイガースのクオーツの時計を買っていただいていた、大切なクライアントのバイヤーさんとの話題のなかで、「フライングタイガースの機械式製品化」の話になったことがありまして、正直当初は「大丈夫かなあ??」と結構考えました。商売人ですから、リスクとビジネスチャンス・・・その狭間で思いっきり葛藤したのを覚えています(笑)

当時の中華機械式は、と言ってもまだ4~5年前ですが、他社さんの商品はほんと酷い状況でした。さぞ苦労されたでしょうね。クライアントから聞く話があまりに酷く、まだ疑問視していました。だって「売れるんだけど、不良が・・・この間も100本買って80本返品したよ」とか、そんな話聞いた暁には、流石に手が出せないですよ。

あと、当時はオネエさま向けの、石がいっぱいついたキラキラした時計がバカ売れしてたので、手がまわらなかった、というのもあります。

ただ、大切なクライアントからのお話だし、大事にしたいなぁーなど、暫く検討をしていたのですが、それもたまたまだったのですが(きっと運命だったのです、と今でも思います)、フラっと旧知の香港サプライヤーが来社したのです。うちの先代と、そのサプライヤーは古くからの知り合いで、気心もしれていたのですが、当時商売はほとんどない状態でした。わたしもミーティングに参加させてもらって、「どうよ?調子は?」なんてお決まりの商談で終わりかな?と思っていましたが、「実は・・・」とデッカイ鞄の中から取り出したのが、中華機械式のサンプルの山でした。うわ~凄いなあー(笑)と思いました。なんでかって、やっぱり魅力がありましたよ。クオーツにはない、独特の雰囲気がありましたからね。

それに、聞けば機械式大手ファクトリーの「シーガル社」の代表と彼が懇意にしていて、シーガル社の日本の代理店を探すよう頼まれている、という別案件も含め弊社に来社したようなのです。直感です。これはムーヴファクトリーと太いパイプがある。この後ろ盾ならいける。これなら不具合の多い機械式も扱えるか?

いける・・・売れる。

もうそうなると止まりません・・・「ではこれを200本、こっちを300本、んーこれは500本、これはさ、こここういう風に変更して」云々で、最終2000本くらいからテストをしてみることにしました。仕上がり具合、それとクオリティーですね。初回だったので、オリジナル度は抑えました。下手に変更を加えると、全く意図しない仕上がりをしてきたり、サンプルのなかで売れそうなデザインを選んで、初回では簡単な変更しか加えませんでした。まずは、相手のお手並み拝見です。

先方も目丸くしてましたが、一番目をむいてたのが当時の弊社の社長です(笑)。「機械式って壊れるだろ?大丈夫か・・・?」。それくらい当時の機械式は酷かったですから・・・。

話もいろいろ変化してしまってますが、そう、2005年5月のあのオーダーから、フライングタイガースの中華機械式化へ大きく舵を切ることになるのです。

それが出来たのは、先に話にでた、いまでも大切な弊社のクライアントのバイヤーさんとの、話のやり取りのなかで、ヒントをいただいたことが根っこです。

いまでも、感謝してます。

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性別:
男性
職業:
時計を仕入れて販売すること
趣味:
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自己紹介:
フライングタイガースウオッチシリーズ製作者です。賛否両論ある時計を作ったり販売したりしています。
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