続新作

フライングタイガースの中ではクラシカルなデザインになりますねケース43MMですし、比較的お使いいただきやすいサイズかと。インデックスは、エッジを利かせた、つまり角を立たせたインデックスを採用していますので、シャープですダイアルにも微妙な凹凸を持たせてありますので、のっぺりした単調な仕上がりではありません。ノッペリワタシスキクナイノデスヨーロッパの正統派機械式時計、と言った雰囲気かな。

ムーヴはシーガル社のＴＹ2871。ご存知の方も多いかと思いますが、最近、シーガル社の機械が手に入りににくくなってきていると情報が流れていますが、確かに需要が高まったことにより、以前と比べ手に入りにくくはなりました。でも、実際は中華市場の特性を逆手に取れば、それらはある程度解決することができます。

それは、顔が利くだったり、マネーパワーと言った単純なことです。中国の特性です。需要が高まれば、中華の人々はこれ幸い儲けようと、出し渋ります。そして価格を引き上げてきます。でもですね、実際特殊な中華機械を除いて、何百円も、何千円も上げてきているわけではないのです。メーカーと、我々の企業努力で十分吸収できる範囲でおさまります。

これらを複合的に操ることで、特に人気の高いシーガル社に対しても、ある程度ムーヴの供給を保障させることは、決して難しいことではないです。ま、いまフライングタイガースではシーガル社にそれほどこだわってはおりませんが・・・他のメーカーのクオリティー、コストパフォーマンスも以前とは雲泥の差ですから。

例えば、シーガル社の場合、シーガル社直接の窓口の他に、下にはいくつも代理店があります。シーガル社の機械を販売してる、販売代理店みたいものですね。もちろん、中国本土にもありますし、香港にもあり、規模も大小。パワーがあるところとコネクションがあれば、シーガル社の機械と言えども、ある程度確保できます。もちろん、機械のグレードもありますが、それらもコネクションです。力がなかったり、顔が利かない業者の流れに乗れば、ヘボ機械を高く買わざる得なくなるのが実情です。すべてが悪循環。

複雑奇怪な中華ではありますが、だからこそ至ってシンプルな側面もあるのです。余談が長くなりました。あまり話してしまうと、直ぐ陰口を叩かれますので控えめに控えめに